2015年12月30日 (水)

2016明けましておめでとうございます

2016年新年明けましておめでとうございます。

昨年は監理業務に追いまくられ記事を書くこともできませんでした。

1年分の報告とは言えませんが、監理をしていた物件のうち1件を紹介します。

福岡市の『平尾の家』ですがRC3階建ての二世帯住宅です。2016年2月に完成予定です。

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建設前の敷地全景です。

住宅地のど真ん中なのでご近所さんにご迷惑をかけないよう細心の注意を払い工事を進めていかねばなりません。

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杭打ち工事も終わり基礎部分の鉄筋工事に入っています。雨の日が多く現場は大変ですが慎重に工事を進めていきます。

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基礎地中梁の配筋検査です。建物の土台となる部分ですので少しのミスも逃さないよう入念なチェックをしています。

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1階の壁が立ち上がっていきます。

一変して猛暑の中職人さんが一生懸命仕事をしていただいています。感謝です。

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2階床のスラブの配筋検査です。とにかく暑い。

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2階の壁まで立ち上がってきました。道路から見上げてみると大まかな外観が見えてきました。

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2階の室内をのぞいてみます。コンクリートはしっかり打ち込まれ力強さを感じ取れます。

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いよいよ3階まで立ち上がってきました。屋根の鉄筋も順調に終わり最後のコンクリート打ちに取り掛かります。

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コンクリートも打ちあがり3階屋根の防水工事も順調に進んでいます。この屋根から見下ろす景色は最高ですね。

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内部の支保工も外され外壁面のウレタン断熱材を吹き付けています。南面の大型サッシから入り込む光がとっても気持ちいいですね。

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待ちに待った外部足場を撤去しました。建物全景がまばゆいくらい存在感を主張しています。苦心した杉板の打ち放しも綺麗にコンクリートがまわり豊かな表情を醸し出しています。

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角度を変えて道路面より見上げています。

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内部のリビングもだいぶ仕上がってきました。緩やかなアーチで掘り込んだ天井もすっきりした感じに仕上がってきています。

年度内はここまでですが、2月の完成に向けて最後の仕上げ関係を進めていきます。

こんな感じで監理を進め設計通りに出来上がっていく過程はとってもいいものです。

完成が楽しみです。

おってブログにて紹介していきたいと思っていますので、今年もよろしくお願いいたします。

2014年12月31日 (水)

2015年 謹賀新年

2015年明けましておめでとうございます。

昨年4月に当事務所も法人化し新体制で設計業に取り込んでいます。

これを期に創業25年の実績等も整理し事務所のホームページを一新しました。

http://www.at-shiki.com/

一度覗いて頂ければ幸いです。

このブログは『オフィシャルブログ』として仕事の情報やデザインに関する情報をお知らせしていく予定です。

随分書き込みをしていませんでしたが再開していきますのでよろしくお願いします。

12月27日設計監理していました筑後市の『中庭で佇む家』が完成し新築祝いにお招きいただきJRに乗って筑後船小屋駅から現地まで行く途中の『九州芸文館』を見かけあまりの夜景の綺麗さにワンショットしてみました。

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てくてく歩くこと10分いよいよ私の設計した『中庭で佇む家』に到着。ここでも夜景の雰囲気を撮ってみましたのでアップします。

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ちゃんとした竣工写真は上記のHPの住居系から見れますのでよかったら覗いてみてください。




2012年1月18日 (水)

地上部が見えてきます。

年も明けいよいよ地上部が見えてきます。

鉄筋コンクリート造車庫棟のコンクリート打ちが1月6日から始まりました。今回はある程度量がありますし、高い位置から打ち込みますので、ポンプ圧送車を使ってコンクリートを型枠の中に流し込んでいきます。

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このように慎重にまんべんなく流し込んでいかないとコールドジョイントといって打ちムラができやすくなります。今回は打ちっ放し仕上げですのでいかに綺麗な表面に仕上がるかが重要です。打設と同時に振動機(バイブレーター)を差し込み均等に流れ込むようにします。また型枠の内外を細かく叩き、窓回りなどの廻りにくい個所をより密実に充填してくことが、勝負どころになります。

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生コンを圧送車に流し込んでいます。

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2階床が打ち上がりそうです。コンクリートはいくら液体状といっても粘度がありますので水平になってくれません。これからが左官さんの出番です、固まり始めるタイミングを見て鏝で丁寧に均していきます。これで1階部は無事完了しました。

1月12日、2階壁部の鉄筋の最終検査をしました。

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鉄筋の検査は型枠を塞ぐ前に一度壁全面の鉄筋が設計どおりに組んであるかを確認し、型枠を組み始めたら壁厚、開口部周りの補強鉄筋、かぶり(型枠と鉄筋の離れのことで、鉄筋強度を発揮させるためのとても重要なこと)を細かくチェックしていきます。

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外から全景を見ます。2階建てのボリュウムが確認できます。

2月17日、2階部分のコンクリートを打設します。

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昨日は少し雨が降っていて心配だったんですが、ご覧のとおり晴天に恵まれ打設日和になりました。というのは今回は屋根部分まで打ち上がりますので雨が降ると、もちろんコンクリート強度にも影響がありますが、こう配屋根を左官さんが押さえられません。当然延期になるわけです。

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勾配屋根部のコンクリートは極力流れ落ちないように壁よりも粘度を高めたものを使います。

床に比べこう配屋根は、さらに気を遣いながら真平らに仕上げていきます。

これで一応コンクリート造の車庫棟は形が出来上がります。

あとは型枠を外していかに綺麗に表面が打ち上がってるか、緊張の瞬間を迎えます。

とても楽しみです。

2012年1月 4日 (水)

はじめまして。進行中の工事を紹介していきます。

皆様、はじめまして。

福岡県久留米市で設計事務所を開設しています。

ちょっと一息のブログは既に立ち上げているのですが、新たに仕事がらみの紹介ブログを立ち上げてみました。

今後ともよろしくお願いします。

昨年秋に設計完了しました、高校の同級生の住宅の工事進行を紹介していきます。

まずは設計中にプレゼンを繰り返しして、完成した最終イメージ模型です。

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正面から見た全景です。

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屋根の形状を見てみます。

敷地は既存の住宅を全て解体し更地にした、大通りから1本入り込んだ住宅街の中にあります。

さあ、今からこの敷地に上の模型通りに住宅が出来上がっていきます。

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2011年11月25日大安吉日いよいよ地鎮祭を迎えました。

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いつも祭壇を目の前にすると、身の引き締まる思いです。工事の安全、そして無事素晴らしいお宅が完成することう神様にお願いします。

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これは神事に使うもので、左から、施主が砂山の穂を刈る鎌(刈初の儀)、設計者が砂山に鍬入れする鍬(鍬入れの儀)そして最後に施工者が杭を打つかけや(杭打ちの儀)です。

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11月29日杭打ちが始まります。

ここ大川市周辺はかつては海だったせいか地盤があまり良くなく、昔から豆腐の上に建てるようなものなど言われていました。

そこでしっかりした鋼管杭を10mほど打込み、建物をしっかり支えさせます。

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この基礎は住宅のメインは木造2階建てなのですが、一部が鉄筋コンクリート造2階建てでビル並みの基礎を施しています。

12月24日基礎部のコンクリートを流し込みます。

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基礎部分(地中梁)の鉄筋組です。

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規模が小さい場合このようにホッパーと呼ばれるじょうごみたいなもので少しずつ流し込んでいきます。

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これは実際に打込むコンクリートの材料検査です。スランプ(コンクリートの硬さから流動性を確認)、コンクリート内の空気量、塩分濃度、温度を確認したあと、テストピースをとり1,4週目の圧縮強度を最終確認します。

きっちり監理しないとこの辺があいまいになったらせっかくの建物が台無しになりますね。

12月27日、1階壁立ち上り部の鉄筋の検査を行いました。

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少し上に立ち上ってきたので存在感が出てきましたね。

とりあえず年内工事はここまでで、1月6日に2階床までコンクリートを打ちます。

こんな感じで、工事の流れを紹介していきたいと思います。

建築に携わっている方は珍しくないかもしれませんが、これから家を建てようと思われている方は、何かの参考になるのでは無いでしょうか。

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